年間1700時間多く子供と過ごせる働き方｜元サラリーマンパパのリアル体験談

平日の夜、子供が寝る前にギリギリ帰宅して、
一緒に過ごせるのはせいぜい1〜2時間。

「もっと一緒に遊んであげたいのに…」
「土日くらいは思いきり過ごしたいのに、疲れて動けない…」

サラリーマン時代、私はずっとそんな葛藤を抱えていました。
仕事も大切だけど、子供と過ごす時間はもっと大切。
頭では分かっているのに、毎日の残業と休日出勤で
気づけば子供の成長を見逃してしまう日々。

でも、思い切って働き方を変えたことで、
今では1日7〜8時間、年間1700時間以上も多く
子供と過ごせるようになりました。

この記事では、私がどのように働き方を変え、
どれくらい親子の時間が増え、
どんな変化があったのかを具体的にお話しします。

同じように「仕事が忙しくて子供と過ごせない」と悩む方に、
少しでもヒントになればうれしいです。

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サラリーマン時代のリアル

会社員時代の私は、平日ほとんど子供と会えませんでした。
朝は出社の準備でバタバタ、子供はまだ眠そうな顔で朝食を食べているだけ。
夜は帰宅が20時を過ぎることも多く、子供と一緒にいられるのはせいぜい1〜2時間。

夕食を食べ、少しだけお風呂に入ったり話したりしたら、
もう子供は寝る時間。
残業や会食が入れば、帰宅した頃には子供は寝てしまっていて、
顔を見られない日もありました。

さらに、私の最後の職場では土曜出勤が多かったため、
貴重な休日も半分は仕事に取られていました。
日曜日は休めたとしても、午前中は疲れ切っていて
「せっかく子供と一緒にいられるのに、ちゃんと遊んであげられない」
という罪悪感が常につきまとっていました。

あらためて数字にしてみると、
平日：1〜2時間 × 5日＝5〜10時間
休日：6〜8時間 × 2日＝12〜16時間
合計しても週20時間前後しか子供と一緒にいられなかったのです。

子供の成長は一瞬一瞬が大切なのに、
その時間のほとんどを仕事に費やしていた現実。
「このままでいいのか？」と自問自答する日々が続きました。

働き方を変えたきっかけ

正直に言うと、私はうつ病になりました。
長時間労働、休日出勤、プレッシャーの積み重ねで、
心も体も限界を迎えてしまったのです。

朝起きるのがつらい、電車に乗れない、
子供の前では笑顔を作るのが精一杯——。
そんな日が続き、会社を休職することになりました。

休業期間中、初めて「何もせずに子供と過ごす時間」をたっぷり取ることができました。
朝から一緒に朝食を食べ、散歩に行き、昼寝を見守り、夕方は一緒に遊ぶ。
「こんなに子供と一緒にいられるのか」と驚きました。
そして、心が少しずつ回復していくのを感じました。

この体験が、私の価値観を大きく変えました。
「やっぱり家族との時間が一番大切だ」
「同じ働き方に戻ったら、また壊れてしまう」
そう強く確信したのです。

そこで、復職ではなく起業という選択をしました。
オンライン講師として、自分のペースで働きながら
家族と過ごす時間を優先できる働き方をつくることを決意しました。

もちろん、起業にはリスクもありました。
収入が不安定になるかもしれない、失敗するかもしれない。
それでも、「心と家族を守る」という覚悟があったからこそ、
前に進むことができました。

今の生活と親子時間の変化

起業してからの生活は、サラリーマン時代とはまるで別世界です。
今では平日でも朝から夜まで子供と一緒に過ごせる時間がたっぷりあります。

平日の一日

朝はゆっくり一緒に朝食をとり、子供たちを送り出します。
夕方は下校時間に合わせて仕事を切り上げ、宿題を見たり一緒に遊んだり。
夜は一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、布団で話をしてから寝かしつけます。

この流れで、平日だけでも1日7〜8時間は親子で過ごせるようになりました。
サラリーマン時代は平日1〜2時間だったので、
単純計算で3倍〜5倍の親子時間を確保できています。

数字で見える変化

• 平日：7時間 × 5日＝週35時間
• 休日：さらに10〜12時間 × 2日＝週20時間以上
  合計すると、週55時間以上子供と一緒にいられる計算です。
  年間にすると、1700時間以上多く子供と過ごせていることになります。

心と家族の変化

• 子供と一緒にいる時間が増えたことで、
  小さな成長にその場で気づけるようになった
• 子供から「パパともっと遊びたい！」と言われる機会が増えた
• 自分自身もストレスが減り、心が安定していると実感
• 家族の雰囲気が明るくなり、笑顔が増えた

一番うれしいのは、「パパ、今日は一緒に何する？」と子供が楽しみにしてくれることです。
「仕事が忙しいから無理」と断らなくていい毎日が、
こんなにも幸せだとは思っていませんでした。

研究やデータで裏付け

私が感じている変化は、ただの主観ではありません。
実際に「親子の交流時間と幸福度の関係」は、研究でも明らかになっています。

親子時間と幸福度の関係

ハーバード大学の研究によると、
親と子のポジティブな交流時間が長いほど、子供の幸福度や人生満足度が高い
という結果が出ています。

また、心理学の分野でも、
親と過ごした時間の記憶は自己肯定感や安心感を育てる重要な要素であるとされています。

幸福をお金に換算した研究

さらに、イギリスの調査では、
「友人や家族と週に1日多く過ごすこと」は、年収にして約85万円アップするのと同等の幸福効果がある
という結果が報告されています。

この考え方を自分に当てはめると、
私の場合は週あたり30時間以上、普通の父親より多く子供と過ごしているので、
年間で数百万円分の価値に相当する幸福感を得ていると言えます。

心理・生理面の効果

• 親子で触れ合うことで**オキシトシン（愛情ホルモン）**が分泌され、ストレスが減る
• 一緒に遊ぶことで子供の脳の発達や社会性の成長も促進される
• 親自身も「ちゃんと父親をやれている」という自己肯定感が高まる

つまり、私が感じている「心が満たされる感覚」は、科学的にも裏付けがあるのです。

実際に感じた変化

親子時間が増えて、一番大きく変わったのは心のゆとりです。
サラリーマン時代は、帰宅しても頭の中は仕事のことでいっぱいで、
「遊んで」と言われてもどこか上の空でした。

今は、夕方になればパソコンを閉じて、
子供と全力で遊べます。
ブロックを一緒に作ったり、近所の公園で走り回ったり、
寝る前に布団の中で写真を見ながら思い出話をしたり。

子供たちからも変化がありました。

• 「パパ、今日は一緒にあれやろう！」と毎日楽しみにしてくれる
• 学校であったことをたくさん話してくれるようになった
• ケンカしてもすぐ仲直りできるようになった

私自身も、
「ちゃんと父親をやれている」という実感が生まれ、
自己肯定感が大きく上がりました。
以前は「仕事ばかりで何もしてあげられていない」と
罪悪感を抱えていましたが、今は胸を張って
「子供たちと過ごせている」と言えます。

結果的に、家族全体の雰囲気も明るくなり、
笑顔が増えたように感じます。
うつ病から回復できたのも、
この「一緒に過ごす時間」があったからだと強く思います。

読者へのメッセージ

ここまで読んでくださったあなたも、
もしかしたら「もっと子供と過ごしたい」「でも仕事が忙しい」と悩んでいるかもしれません。

私はうつ病になり、強制的に立ち止まらざるを得ませんでした。
でも今では、あのとき勇気を出して働き方を変えたおかげで、
子供と過ごす時間を取り戻し、心も健康も回復できました。

もちろん、全員が会社を辞めて起業する必要はありません。
でも、「どうすれば子供と一緒に過ごす時間を少しでも増やせるか」
と考えるだけでも、きっと行動は変わります。

• 朝10分だけ早起きして、一緒に朝ごはんを食べる
• 夜寝る前に、1冊だけ本を読む
• 休日はスマホを置いて、子供と全力で遊ぶ

こんな小さな積み重ねが、きっと子供の記憶に残ります。
そして何より、あなた自身の人生の満足度を高めてくれるはずです。

「今この時間は、二度と戻らない。」
そう思ったら、少しずつでもいいから一歩踏み出してみませんか？

まとめ

今回は、「年間1700時間多く子供と過ごせる働き方」をテーマに、
私自身の体験談をお話ししました。

• サラリーマン時代は平日1〜2時間、週20時間程度しか子供と過ごせなかった
• うつ病をきっかけに働き方を見直し、オンライン講師として起業
• 今では平日7〜8時間、年間1700時間以上多く親子時間を確保できるように
• 親子の交流時間が増えたことで、子供の自己肯定感や家族の笑顔が増え、
  私自身も心身ともに回復し、人生の満足度が大きく上がった

子供と過ごす時間は、今しか作れない大切な資産です。
お金はあとから稼げますが、子供の成長は待ってくれません。

この記事が、あなたが「どうすれば親子時間を増やせるか」を考える
きっかけになればうれしいです。

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