「自分には人に教えられることなんてない」
「講師なんて、すごい人がやることでしょ」
——そんなふうに思っていませんか?
先日、セミナー参加者の方からこんな相談をもらいました。
「SNSを頑張っても全然お客さんが来ない。でも講座を出すなんて、まだ自分には早い気がして…」と。
僕も1年前はまったく同じでした。人前で話すのは苦手、自分に何が教えられるのかわからない。でも、思い切ってUdemyデビューしてみたら、状況がガラッと変わったんです。
結論から言うと、完璧じゃなくても講座は出せるし、むしろ「自分らしさ」こそがAI時代に求められる価値です。
この記事は、2025年11月5日に開催したセミナー「講師デビューで集客が変わる!Udemyで始める『教えて集める』新戦略」の内容をもとにしています。
SNS集客に限界を感じていませんか?
最近、「SNSを頑張っているのに成果が出ない」という声をよく聞きます。X(旧Twitter)やInstagram、TikTokに毎日投稿しても、フォロワーが増えない。増えても、そこからお客さんにつながらない。
実は、SNS集客が難しくなっている背景には三つの理由があります。
まず、プレイヤーが増えすぎていること。誰もが簡単に発信できるようになった分、埋もれやすくなっています。次に、AIによって発信のハードルが下がったこと。文章も画像も、AIで簡単に作れるようになりました。そして三つ目が、SNSの投稿は「流れてしまう」ということ。過去にいい投稿をしても、数日経てば誰の目にも触れなくなります。
こうした状況の中で、「じゃあどうすればいいの?」という話になるわけですが、僕がおすすめしたいのが「教える」という選択肢です。
「教える」と「集まる」が起きる理由
Udemyでオンライン講座を出す。これだけで、発信者としての「立ち位置」が変わります。
SNSで発信している人はたくさんいます。でも、講座を持っている人はそう多くありません。講座を作れるということは、その分野について体系的に説明できるということ。それだけで「この人は一段上の人だ」という印象を持ってもらえるんです。
実際、僕がリアルで「Udemyで講座を出しています」と伝えたとき、相手の方(税理士さんでした)がすごく驚いて、一目置いてくれるような対応をしてくれました。資格を持っているわけでもないのに、講座を持っているだけで見え方が変わるんですよね。
それから、講座には「ストック性」があります。SNSの投稿は流れてしまいますが、Udemyの講座は検索で見つけてもらえます。3ヶ月前に買った人が、今また見返してくれることもある。自分が寝ている間も、旅行している間も、講座が自動で働いてくれるわけです。
僕の場合、ある月は受講生が合計で1,000時間以上、僕の講座を視聴してくれていました。自分一人で1日10時間働いても、30日休みなしで300時間。でも講座を出しておくことで、それ以上の時間を届けられるようになる。これがテクノロジーの力です。
「自信がない」は、みんな同じ
ここまで読んで、「でも自分には無理」と思った方もいるかもしれません。僕も1年前はそうでした。
人前で話すのが得意じゃなかった。会社員時代、スピーチの時間があると、1人で何時間も練習していました。準備なしでサラッと話せる人がうらやましかったですね。
自分に何が教えられるのかもわからなかった。ストレングスファインダーをやってみたり、「やりたいこと探し」のスクールに30〜40万円かけて通ったりもしました。その頃のワークシートをこないだ断捨離していたら出てきたんですが、「これは売れないな」と当時の自分でも感じていたような、漠然とした内容でした。
でも、今思うのは、「自信がないのは当たり前」ということ。講座を1本も出していない段階で自信がある人なんて、ほとんどいません。自信があるように見える人も、実は隠れて不安を抱えていたりするものです。
だからこそ、完璧を待たずに「見切り発車」でいいと僕は思っています。出してみることで力がつく。不完全でも出すことで、次がもっとよくなる。そのサイクルの方が、ずっと早く成長できます。
AI時代に「人間らしさ」が価値になる
最近、AIで画像を生成すると、左右対称でスタイル抜群の美女やイケメンが出てきますよね。完璧な見た目。でも、実際の人間ってそんなに完璧じゃないじゃないですか。目の大きさが左右で違ったり、鼻がちょっと曲がっていたり。そういう「不完全さ」の方が、僕は人間らしくて好きなんです。
講座も同じだと思っています。綺麗にまとまりすぎたスライドよりも、ちょっと噛んでしまったり、言い直したりする方が、人間味を感じてもらえることがある。
大事なのは、熱量や思いを伝えること。自分がどんな経験をして、何を乗り越えてきたのか。それを正直に語ることが、AIには絶対に作れない価値になります。苦労した経験、挫折した過去——それこそが「この人の話を聞きたい」と思ってもらえるポイントなんです。
講師デビューを目指す5つのステップ
具体的にどうやって講座を作ればいいのか、5つのステップで説明します。
ステップ1:過去の自分を救うテーマを選ぶ
これが一番大事です。「何を教えればいいかわからない」という人は、過去の自分を思い出してみてください。
たとえば、今50歳だとして、45歳の頃にすごく悩んでいたことがあったとします。その5年間で乗り越えてきたこと。それを必要としている人は、必ずいます。
僕自身も、うつ病になったこと、引きこもりだったこと、ニートだったこと——そういう過去の自分を救うようなテーマで発信しています。
ステップ2:理想の受講生を決める
誰に届けたいかを明確にすると、内容がブレなくなります。
たとえば占いを教えるにしても、子育て中の主婦に届けたいのか、子育てを終えた50〜60代の女性なのか、40代のサラリーマン男性なのかで、話す内容は変わってきます。自分の経験やターゲットに合った形で講座を設計していきましょう。
ステップ3:小さく教えてみる
いきなり大きな講座を作ろうとしなくて大丈夫です。まずは友人に教えてみるとか、知人から感想をもらうだけでもいい。小さく試して、フィードバックをもらいながら改善していけばOKです。
ステップ4:Udemyで講座を「資産化」する
講座を形にすることで、24時間自分の代わりに働いてくれる「資産」になります。30分の無料コースでも構いません。まずは1本出すことで、見える景色が変わります。
ステップ5:動線をつくる
講座を作った後は、次のアクションへの動線を設計します。メルマガ登録、公式LINE誘導、個別相談への案内など。講座を見て「この人に相談したい」と思ってくれる人が出てくるので、その受け皿を用意しておくことが大切です。
よくある3つの落とし穴
講師デビューを目指す人が陥りやすい落とし穴も、あわせてお伝えしておきます。
落とし穴1:いきなり集客から始める
「SNSを頑張りましょう」「バズらせましょう」という情報に引っ張られて、集客から入ってしまう人が多いです。でも、売るものが固まっていないのに集客しても、どこにつなげればいいかわからなくなります。まずは講座の中身を固めることが先です。
落とし穴2:完璧にしようとする
資料を作り込みすぎて、いつまでも始められない。これは本当にもったいないです。Udemyの講座は、そんなに完璧じゃなくても大丈夫。スライドの美しさよりも、声や話し方から伝わる熱量の方がずっと大事です。
落とし穴3:一人でやろうとする
全部自分で抱え込むと、行き詰まります。相談できる仲間を探す、先に進んでいる人に聞いてみる。たった一つの相談で、一気に前に進めることってたくさんあります。
まとめ:まずは「過去の自分」を思い出すことから
講師デビューに必要なのは、特別な資格でも、すごい実績でもありません。大事なのは、過去の自分が悩んでいたことを思い出すこと。そして、それを乗り越えた経験を、同じように悩んでいる誰かに届けること。
まずは、「5年前の自分は何に悩んでいたかな」と振り返るところから始めてみてください。そこに、あなただけの講座のヒントがあるはずです。
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