副業から起業したばかりの頃、
「どこに相談したらいいんだろう?」
「税金や社会保険、融資…何から手をつければいい?」
と不安でいっぱいになりませんか?
私もまさにその状態でした。
開業届や法人設立は
なんとか済ませたものの、
記帳・申告、役員報酬の設定、資金繰り、集客…
頭の中はやることリストでいっぱい。
何を優先すべきかわからず、
夜な夜なネット検索をしていました。
そんなときに出会ったのが、
商工会議所や税理士、診断士の無料相談です。
「こんなにいろんな専門家に無料で相談できるの!?」
と驚き、
実際に使い始めてから、
起業の悩みが
一気に解消していきました。
本記事では、
「副業から起業した人が絶対活用すべき相談先」と
無料相談をフル活用するコツを、
私の体験談とともに紹介します。
これから起業する人、
起業したばかりで不安な人の
道しるべになればうれしいです。
起業後に相談できる主な窓口
商工会議所:年1万円でここまでできる、起業家の強い味方
起業したばかりの人にまずおすすめなのが、
地元の商工会議所です。
年会費はおおよそ1万円前後と手頃ですが、
得られるメリットは想像以上。
- 専門家への無料相談が毎月受けられる
中小企業診断士、税理士、社労士、弁護士に月1回ずつ相談可能。
→ 起業初期の不安を効率よく解消できます。 - 人脈づくりのチャンス
交流会や勉強会で、先輩起業家や地元企業とつながれます。 - 広報や集客にも使える
会報誌に無料でPR掲載できる場合も。
→ 広告費ゼロでお客様に知ってもらえるチャンス。
意外と活用している人は少ない
実は、商工会議所を積極的に活用している起業家は全体の3割程度。
つまり、7割の人はほとんど使わずに放置している=もったいない!
地元の有名店の社長も交流会でこう言っていました。
「商工会議所は、使い倒してください。
相談して、頼って、動いてこそ意味があります。」
実際に、担当者へ
「わかんないです」と
素直に相談し続けていただけで、
- 独立の準備
- 融資の申し込み
- 店舗の立ち上げ
- 税務申告
まで全部伴走してもらい、
「一人では絶対できなかった」と
話していた会員さんもいます。
税理士:法人化したらほぼ必須
法人化すると申告や決算は複雑になり、税理士に頼る人がほとんど。
無料相談で相性を確かめ、顧問契約を検討しましょう。
- 節税や役員報酬設定のアドバイスがもらえる
- 記帳や申告を外注して本業に集中できる
- 税務調査対策も安心
社労士:役員報酬や社会保険のプロ
法人化すると役員報酬や社会保険の設定が必要。
社労士に聞けば、スムーズに対応できます。
- 自分の給与(役員報酬)の決め方
- 社会保険・労働保険の手続き
- 従業員を雇ったときの労務管理
中小企業診断士:経営と融資の相談先
事業計画や資金調達の相談なら診断士が頼りになります。
- 融資を受けるための計画づくり
- 補助金・助成金の申請サポート
- 経営計画のブラッシュアップ
信用金庫・金融機関:専門家を紹介してくれる
地元の金融機関は、起業支援や専門家紹介に積極的です。
- 信頼できる税理士や診断士を紹介してくれる
- 資金繰りや融資相談ができる
実際に相談してわかったこと(事例)
事例①:税理士相談で「法人申告は専門家に任せるべき」と判明
ある起業家は、
地元の信用金庫に紹介された
税理士に無料相談しました。
そこで言われたのは、
「法人になると申告書類が膨大になるので、税理士なしでやるのはかなり大変です。」
このアドバイスをきっかけに、
早めに税理士と顧問契約を検討し、
開業初年度から
スムーズに申告できたそうです。
事例②:商工会議所の交流会でヨガサロン開業のヒントを得た
別の事例では、商工会議所の交流会(参加費5,000円)に参加。
そこでは、商工会議所をフル活用して
ヨガサロンを立ち上げた起業家の話を聞けました。
- 独立時の融資も商工会議所の担当者と一緒に進めた
- 会報誌PRで最初の顧客を獲得した
というリアルな体験談に触れ、
「商工会議所を使い倒す」重要性を実感したそうです。
事例③:社労士相談で役員報酬と社会保険がクリアに
法人化したばかりの経営者が、
商工会議所経由の社労士無料相談を利用。
そこで、
- 適切な役員報酬額の決め方
- 社会保険加入の条件と時期
- 節税とキャッシュフローのバランス
を整理でき、迷いなく手続きを進められました。
事例④:素直に「わかりません」と相談し続けてフルサポート
ある会員は、担当者に何度も
「わかりません」と相談し続けた結果、
- 独立の準備
- 融資申し込み
- 店舗立ち上げ
- 税務申告
まで伴走してもらい、
「一人では到底できなかった」と話しています。
無料相談を活用するコツ
1. 相談内容を事前に整理しておく
事例でも共通していたのが、
相談前に聞きたいことをメモしていたこと。
「法人化したら何が必要?」
「役員報酬はいくらにすべき?」など、
箇条書きにしておくと、
短時間でも深いアドバイスがもらえます。
2. 「こんなこと聞いていいのかな?」も遠慮しない
商工会議所の担当者や専門家は、
初心者の相談に慣れています。
事例④のように、
「わかりません」と素直に言い続けるだけで
独立〜融資〜申告まで伴走してもらえたケースも。
遠慮せずに何度も相談しましょう。
3. 同じ担当者・専門家と継続的につながる
一度きりではなく、毎月の無料相談を定期的に予約することで、
状況を把握してもらいやすくなり、より具体的なアドバイスがもらえます。
4. 交流会や会報誌も活用する
無料相談だけでなく、
広報や人脈づくりの機会も積極的に使うと効果的。
事例②のように、交流会で先輩起業家とつながり、
事例①のようにPRで集客につながるケースもあります。
5. 早めに専門家を見つける
税理士・社労士は、法人化後はほぼ必須。
無料相談をお試しとして活用し、
相性の良い専門家を早めに確保すると安心です。
ポイントまとめ
- 相談内容はメモして持参
- 遠慮せず「わかりません」と聞く
- 継続的に相談して関係を深める
- 広報・交流もセットで活用
- 顧問契約は早めに検討
これから起業する人へのアドバイス
起業したばかりの頃は、わからないことだらけで当たり前です。
大事なのは、一人で悩まないこと。
今回紹介した事例のように、
商工会議所や専門家の無料相談を活用すれば、
独立準備から融資、店舗運営、
申告まで伴走してもらえます。
行動ステップ
- 商工会議所に入会する
年会費は約1万円。まずはここから始めましょう。 - 無料相談を予約する
税理士・社労士・診断士・弁護士、興味のある分野から1つ選んで予約。 - 相談したいことを3つメモに書く
法人化、資金繰り、集客など、聞きたいことを整理しておくと効率的。 - 相談で出てきた次のアクションを実行する
役員報酬の設定や融資申し込みなど、まず1つでも動いてみる。 - 交流会や会報誌PRも使ってみる
人脈づくりや広報は早めに始めるほど効果が出やすい。
ひとこと
7割の起業家が商工会議所を活用できていないと言われています。
あなたは「使い倒す3割側」に入りましょう。
相談するだけで、起業のスピードと安心感が大きく変わります。
まとめ
起業したばかりのときこそ、
相談先を持つことが成功の近道です。
商工会議所は年1万円ほどの会費で、
税理士・社労士・診断士・弁護士への無料相談や交流会、
PR掲載まで活用できます。
今回紹介した事例のように、
「わかりません」と相談し続けるだけで、
独立から融資、店舗運営、申告まで
伴走してもらえるケースもあります。
大切なのは、まず動くこと。
商工会議所に入会し、無料相談を予約してみましょう。
今日動けば、1か月後の不安がひとつ解消され、1年後の未来が大きく変わります。
無料相談で専門家にアドバイスをもらったら、
次に気になるのは 「個人事業主のままでいいのか、法人化すべきか?」 という問題。
税金や社会保険、信用力の違いを知ることで、損せずステップアップできます。
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